2014年5月16日金曜日

笑っちゃうぐらい政治家が多用する多重質問の罠

質問、問いかけに対して結局1つの回答しか生まれないことを 「 多重質問の誤謬 」  とか言ったと思う

夜のTVニュースを眺めてて気が付いた部分は 安倍さんは 「 海外で紛争が起きたとき 在留邦人を助けに行ったアメリカの艦船が他国から攻撃を受けた時 日本は何もしなくっていいんですか? 」
この問いかけには 思想、主義、主張が異なる人でさえ 大部分の人の答えは 「 当然 アメリカの艦船を守りに行くべきだ 」 ってことになるだろう

この手法は 最近ではあまり見かけないけど 年寄りをホールに集めて健康食品、器具などを売りつける詐欺商法でよく使われていた
例えば 皆さんは健康になりたいですか? 俺はなりたくないよ思ってる人はまず居ないんで 答えはイエス でもこのままでは寝たきりになっちゃいますよ よくないですよね? これも答えは勿論イエス ( コツとしては イエス、ハイで続けて答えられるような質問設定にする ) こんな誘導、意図的に選択範囲を絞られることによってバカらしいほどの高額商品をいつの間にか買わされることになってしまう・・・・。

では ぎりぎりの選択を迫る安倍さんの問いには?

在留邦人の早期の撤退、脱出の勧告とともに紛争国に対して邦人の安全を保障させる等など 質問の設定以前にやるべきことはいくらでもある ( 現状 国際社会での 日本のネゴシエイト、交渉力がいかに劣っているのか自ら認めてしまっている・・・・w ) 最終的に小泉さんの頃から使われ始めた 「 自己責任 」 です。海外で危ない思ったら当たり前ですが自主的に避難して下さい。逃げ遅れても助けてくれる人はまず居ない思って下さい。

これは正解ではない、落第点かもしれないけど 僕はそう考えますね。

しかし イラン・イラク戦争当時 フセイン大統領に空域を封鎖されて危機感の足りない逃げ遅れた日本人を助けに行ってくれた航空会社があった

この感動のお話はまた今度書くことにしましょ

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