2008年10月4日土曜日

モダンジャズが流れる店の片隅

その店の ちょっと重ったるい木製のドアを開けると まず最初に手書きの張り紙が目に入る
「 リクエストはLP片面2回まで 」 と書いてある
別に決まった席もなく 他のお客の視線のじゃまにならないところに座ると ママさんが
「 なに掛けますますか・・・? 」って訊いてくる
最初はやっぱり戸惑った ジャズを聞くのは好きなんだけど 誰の?って訊ねられると結構 困る訳で クルマの中で好んで聞いていた 渡辺貞夫さんや ジョージ・ベンソンなんかのレコードをリクエストした


PIANO MAN

It's nine o'clock on a Saturday

The regular crowd shuffles in

There's an old man sitting next to me

Makin' love to his tonic and gin

店の中を 1音1音の意味深なゆったりとしたリズムの曲に替わって ちょっとアップテンポな陽気なリズムの曲が流れ出した・・・
いままで 何十回 何百回と掛けたかもしれないそのレコードが終わる頃 何杯目かのウイスキーも飲み終わり 居心地が悪くなる前にそそくさと店を後にする

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