帰りの私鉄は 降りる駅の階段に合わせて 僕は ホームの後ろ方 彼女は 前って感じで たまに 彼女が グチを僕に話したがってる時は ホームの真ん中辺だったね
仕事への拘りも強く 見かけによらず気が強いところもあって 僕は うんうんうん・・・・ そんなことよくあることだよ よく言ってました
そんな機会も少なくなった或る日 他の人から
彼女は元々 学校の先生を希望していて やっと 地元の北海道の学校で採用されることになったと聞かされた
彼女が 仕事を辞める 2,3日前から ホームの真ん中位で電車を待つ姿があった 僕は なんて言葉を掛けていいのか迷った・・・・ので 階段を登り直して その日はパス
彼女の最後の勤務の日 やっぱり ホームの真ん中に いつもの通勤の服とは違う ちょっと おしゃれをした彼女が・・・・ 二度と会うことは絶対無さそうだし スっと横に並んだ
「 先生がイヤになったら 戻ってくるんだろ・・・・w?」
「 それは 絶対 無いよ・・・・w 」
次の電車が入って来るまで10分程 時間がある 今までだったら そのまま 電車に乗り込み お喋りするけど ちょっと 涙を払う仕草をした彼女に次に続く言葉が見つからなかった
「 オレ 最近 ホームの後ろ方で待つことにしてるんだ・・・・ 」
「 お元気で いろいろとアリガト・・・・ございました 」
「 うん ガンバレよ 」
「 うん 」
僕は 歩きながら 少し振り返って小さく手を降った 彼女もホームの前の方に歩き始めようとしてた
サヨナラとは言わなかったけど こんなにしんみりな気分になるとは思わなかったサヨナラでした

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