2015年1月10日土曜日

遺跡までバス通 : 最近のこと

事務所の予定表を見ると 今月の下旬に この遺跡で一般の人を対象にした見学会があるらしい

考古学ファンの間ではかなり有名な遺跡群なので寒い季節ですがそれなりに人がやって来ることでしょう ・・・・・・・ か

出土品のブースでは 私が雨の日に3、4日掛かって錆、泥落とし、クリーニングした江戸時代初期頃と思われる鉄鍋も展示するみたいです。

直径が30cmほどで 雰囲気は今のすき焼き鍋って感じで底には3本の突起が付いていて直接そのまま炭火の上にでも置いて使ったんでしょうね しかし この鍋 2/3は腐食してしまって 指で触るとボロっと来る 刷毛を使ってもボロっ 水彩画の筆で触ってもボロっ・・・・ どうすんだよ・・・・コレ・・・・みたいなw

もう最後は仕方が無いから 似ている鍋を駅前の金物屋さんか通販サイトで探して 入れ替えてしまおうか・・・・本気で思ったものです。形として 一般の人が 「 鍋 」 と認識出来なくなる一歩手前で止めました。

僕としては 前に書いた鎌倉時代の短刀の方のが自信があるので ( 何の自信だぁ~ 自分で突っ込みを入れる ) 見学会までもう何日か雨の日があったら完璧に仕上げて展示品のコンテナケースに忍び込ませたいと思ってます。

現在の区画の位置関係でも

9区は発掘完了で埋め戻されました 予定では思い入れ深い8区も後数日で終了します 私は今 5,6人の作業員さんと10区に居ます なんとなく閑散としてますが 8区が終われば またまた にぎやかになるんだろうね

僕がこの遺跡に来て最初に行かされた区画は1区です  勾配もあってかなり広いです

例えば 去年の夏~秋頃ですが10時、3時の休憩時間に画像の左のもっと奥の最上段で作業してる人たちがわざわざ降りて来るのも大変だってことで上にも休憩所を作ったほどでした

このところ不調ぎみの1区ですが 画像に見えるブルーシートのところで何箇所かの横穴墓 ( ≒ 墳墓 当時の立派なお墓みたいなの? ) も見つかっています。
この時期 寒くって湧き水で泥まみれになって仕事してるみんなのためにも なんか もっと 明るい話題みたいなのも出てこないかなぁ・・・・思ってますが

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