アメリカ海軍の航空機の殆どは空母艦載機なので空母 ( 現在はUSS ジョージ・ワシントン ) がクルーズに出ている間は 当たり前ですが飛行場には飛行機は居ません。
スーパーホーネットだけになってしまった感もありますが 珍しい飛行機もたまには来たりします
例えば Hawker Hunter Mk.58
旅客機編で離陸を書いたので 今回は 着陸シーンを中心に例えば Hawker Hunter Mk.58
通常 艦載機は空母が大島沖に差し掛かる辺りの海域から厚木へと発艦するみたいです。
飛び立つと2~4機の編隊 ( 厚木の場合 特に騒音の関係で4機以上で飛んではアカンよ と言う申し合わせがある ) を組んで江ノ島から茅ヶ崎の間の上空を通って厚木を目指します。
発艦後 編隊のリーダーは民間機と同じ様に東京コントロール ( 関東南Cセクター 236.7MHz ) にコンタクトします。
先にも書いた通り軍用機なんでUHFの周波数を使用しますが 東京コントロールは周辺を飛行している民間機への注意喚起のため民間機用のVHF周波数 ( 124.55MHz ) で交信をリンクさせて流したりしてます。東京コントロールから高度と飛行コースの確認と承認を受けた後
( その後 横田の航空管制と交信 現在は分かりません ) 厚木タワー ( 340.2MHz ) との交信に移ります。
この部分を書くとかなり長ったらしくなるので今回は割愛します
厚木タワーは 基地の周辺半径10マイル ( 約16キロ ) の航空管制をしてますが 米空母艦載機の場合 オーバーヘッド・アプローチ 注1 と言われる目視で空港を目指してそのまま( 高度を落としながら空港の周りを1周か1周半して ) 着陸することが多いので 交信は1編隊 精々2 ,3回 着陸の方向、滑走路上の風向き、QNHと言われる気圧を元にした高度の修正値等の確認程度で終わってしまいますね
複数機で飛んでる以上 航空機間 ( Air to Air ) の交信( 当然 非公開 注2 なのでレシーバーのスキャン、サーチ機能をフル稼働 ) も運が良ければ聞くことも出来ますが早口の英語の上 略語、隠語? 数字の羅列で何喋ってるのか殆ど分かりません・・・・。
おーっと見てみぃ 世界遺産の富士山が綺麗だぜぃー!とかは話して無いと思いますが・・・・w
次回は 最終回として これぞエアーバンド・リスニングの醍醐味!
「 GCA ( グランド コントロール アプローチ ) の受信に付いて 」 をお送りします・・・・。
注1 : 機体を傾けて旋回するので 地上が頭の上の方に見えるのでこの名前が付いたらしい 旋回中も滑走路が視界に入っていて -Gが掛からないことで 特に戦闘機で多用されている
注2 : 軍用機の場合 その性格上 非公開 ( 機密と言うほどの大げさなモノでもないと思う ) になっている周波数も数多く存在します。
例えば 厚木で行われる悪名高い NLP 夜間離発着陸訓練等は BATMAN BASE ( 2*4.3MHz ) と呼ばれるチャンネルで交信されます。ただ、多分・・・・ 最近はデジタルのデータ・リンク交信がメインだろうし それを探して受信出来たところで雑音だけで何も意味が無いと思ってます。
確かに軍事機密?の一端に触れたような気持ちにもなりますがw 探すだけムダってことです。
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