2012年12月12日水曜日

今週は 「 小沢昭一の小沢昭一的こころ 」 の小沢さんについてのこころだぁ

お囃子 山本直純さん
俳優さんであり、歌手であり、演奏家であり、作家であり、演出家であり、ラジオ・パーソナリティであり、ただのおじさんみたいではあり、あと1つ浮かんで来るのは 日本各地の廃れつつあった大道芸、民衆芸能の掘り起こし、保存等をされた研究家でもありました。


中年過ぎのそろそろ下り坂途中の日本人男性の心の拠り所?みたいな方でした
 
どのジャンルでも1つ2つ記事が書けそうでもあります・・・・。ってことで映画系で1つ書くとすれば

競輪上人行状記  ( 日活映画 1963年度作品 )

中学校だか高校だかの先生の主人公 春道 ( 小沢さん ) が事情で実家の寺を継ぐことになってしまった 偶然か?必然か?初めて行った競輪場で大儲けをしてしまい・・・・

その後は この手のストーリーのお約束的 主人公の落ちていく様を描いてはいます・・・・。描いてはいますが この期に及んで タダでは落ちないのが小沢さんらしいとか・・・・キモの部分です。

ぼくは この映画ほど 人間のサガと言うか 弱さ、 力強さと言うか 図太さを表現した作品を観たことはない 小沢さん自身の風貌から来る印象で それほどシリアスにはなりすぎずに 共演された 若かりし頃の南田洋子さんの奮闘ぶりも相まってなかなか面白い作品になっていますね 間違いなく隠れた名画認定レベルです。

多才ぶりで双璧だった森繁久彌さんもお亡くなりになり こういったことは 「 順送り 」 とか言いますが・・・・ 世の中 また1つ 味気なくなりますなぁ

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