2012年8月24日金曜日

最近観た映画で印象に残った作品

と言うと 新藤兼人監督の 「 裸の島 」 とかですかね


観たいと思ってた訳でもないのですが TVを付けた時に偶然 ベニチオ・デル・トロさんが来日した時のドキュメンタリー番組をやってまして そこからの流れで観ました・・・・って感じです。

瀬戸内海の小島に移り住んだ家族のお話なんですが

毎日 小舟で対岸に渡って水を汲む、そして島に戻って作物に水を撒く・・・・これの繰り返しで ただ これだけです。

映画なので、お話の中に2つ3つの出来事が起こるけど 毎日 小舟で対岸に渡って水を汲む、そして島に戻って作物に水を撒く・・・・結局ここに戻ります。

主役の殿山泰司さんも乙羽信子さんも俳優さん的な喜怒哀楽を殆ど出さない ( 少しはある ) で島の風景に溶け込んでいる。

何故 共感するのか?

ベニチオさんはインタビューの中でこの作品に付いて 「 サバイバル 」 と表現してた 広い意味で 「 生き抜くこと 」 ってな感じでしょうか

作品上映時間 約90分を人の一生だとすると 喜怒哀楽の場面 カッコで ( 少しはある ) と書いたけど 合計しても5、6分間 一生分に直してもやっぱり5,6年間だけで 後は淡々と生きて行くものだよ・・・・僕には そんな感じに映ったような・・・・。

50年も経った作品が時空を超えて今でも世界のどこかで上映されている事実はかなり意味深いものがあるとも思いましたね

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