デンゼル・ワシントン ジーン・ハックマンのクリムゾン・タイドとか ジョン・ボン・ジョヴィが違和感なく!?出ていたU-571とか
でも とりあえず 3本挙げるとしたら まず
■ 眼下の敵

第2次世界大戦当時のアメリカの駆逐艦とドイツの潜水艦Uボートとの戦いの話
姿の見えない敵同士に いつの間にか友情に似た感情が生まれて 戦いの後 ドイツ水兵たちが自爆スイッチの入った沈没寸前のUボートからの脱出に窮してるのを見た駆逐艦の艦長( ロバート・ミッチャム )がUボートにロープを渡してドイツ水兵たちを助ける・・・。
これに似た実話は本当に有ったらしい 「 海の男たちの友情ってかっこいいなぁ~ 」 とか子供心にも思った作品ではありました。
Uボートの艦長役 クルト・ユルゲンスの質実剛健さとでもいうのかな そんのは今でも心に残っていますね
で 次は
■ レッドオクトーバーを追え

冷戦終結前夜 ソビエト海軍が 大西洋に送り出した 最新鋭の巨大原子力潜水艦レッド・オクトーバーを巡っての話
アメリカ海軍 vs ソビエト海軍のはずが 実はレッド・オクトーバーの内部では 士官たちが アメリカへの亡命を企てていた・・・。
レッド・オクトーバーの艦長役のショーン・コネリーと副長役のサム・ニール それと アメリカ側の軍事アナリスト ジャック・ライアン役のアレック・ボールドウインとロサンゼルス級潜水艦艦長役のスコット・グレンの感情の対比とか メカニズム的には ソビエト側の潜水艦の内部が冷たそうに いかにも「 北の国の潜水艦です 」 みたいに描かれているのが興味深かった。

( スーパーマンぶりを如何なく発揮したジャック・ライアンは シリーズものとして この後もトム・クランシー原作の映画に登場する )
今 この作品を思うと スト-リー的に 「 やっぱりアメリカっていい国だわ~ ( サム・ニールとショーン・コネリーの会話にさら~っと出てくる )」 とか 「 この事件がソビエト崩壊の一因になったんです~ 」 とか言いたげな・・・
しかし まあ そんな部分を差し引いても これだけの役者が揃うと 「 大変 面白くなりますよ!」 ってことなのかなぁ
歴史上 冷戦は アメリカが勝ったわけだけど 映画のなかでは レッド・オクトーバーの艦長 ショーン・コネリーの貫録勝ちってところか・・・。
で 時代は また 大戦中に戻って
■ Uボート
-800.jpg)
この作品は もっとシリアスに 油と海水と汗にまみれた潜水艦での戦いの閉塞感 死と隣り合わせの恐怖を描いている ( 実際は もっと過酷なことに決まっていると思うが・・・ ) 先に挙げた4作品とは 同じ潜水艦を題材としても方向性( スポットを当ててる部分 ) がかなり異なっている感じがしてる。
2時間ほどの映画版と TVドラマシリーズ用の6話 合計5時間強の作品があって ストーリーは もちろん同じではあるけれど やはり 乗組員たちの感情の機微などを時間をかけて描写したTVシリーズの方が作品的にも上かもしれない。

Uボートに乗り合わせた 軍の報道官( だと思った )の目を通して物語が進んで行く
思うに 作戦中は 必要最小限の言葉しか発せないであろう乗組員たちが いろいろ起こる事柄に対してUボートに初めて乗艦した報道官に丁寧に説明するという うまい設定をしたもんだ
その報道官が体験する 逃げ場の無いどうすることも出来ない恐怖が そのまま こちらにも伝わってくる それと 登場人物個人の描写は一部の場面を除いて余計な感情移入の場面がない ( 同じ潜水艦に乗り合わせて運命を共にしてるとはいえ 初対面の上 立場も異なってる訳だから ) あくまでも第三者的な視点で捉え続けて行く
Uボート エンディング
九死に一生を得て なんとか 母港にたどり着くが 着いた途端に連合軍の航空機の爆撃に遭い 今さっきまで 乗組員たちの命を支えてきたUボートはあっけなく沈み 乗組員たちも大半が死傷して行く 海で死ぬことを半ば覚悟している乗組員たちが皮肉にも命を存えると思った陸上で戦死する。
戦争の虚しさが セリフの無いこの2,3分足らずの場面に集約している。
0 件のコメント:
コメントを投稿