山陰地方を列車で旅行したときの話
萩から鳥取へ向かう鈍行列車の車内
4人掛けシートの反対側の席に幾分よれっとしたグレーのコートを羽織った50前後の男性の方が座っておられました。見た感じ観光でもなさそうだし そうかと言って通勤と言う訳でもなさそうで 窓際には 缶コーヒーが2本置いてあって・・・。
人けのまったく無い砂浜、松林、段々畑、トンネルが順番にやって来る車窓からの景色にも飽きて来た頃 あと3,40分このままなんだろ・・・とか思いながら ガラス窓に映り込む反対側の席のおじさんの様子をなんとなく見ていました。
と・・・あれっ いま 変わった動作?したぞ~ぉ・・・
窓際に並べてある缶コーヒーを飲む そのちょっと前になんかをした! 今度はもう少し注意深く観察する
約10分後 おじさんが動いた! 羽織ってるコートの内ポケット中から ごそごそとしわくちゃっぽいような紙袋を取り出す よく見ると ああ~ぁ ウイスキーのボトルだぁ~! 雰囲気的にハーフボトルっぽい
キャップのところだけ紙袋からだして そのまま ぐびっと1口 口に含む 紙袋は所定の内ポケットへ その後 おもむろに缶コーヒーを1口飲む・・・
なるほどぉ~ 缶コーヒーをウイスキーのチェイサーがわりにしてんのね~ これはけっこういいアイデアかも~とか列車の揺られで疲れぎみのぼお~っとした旅行者はそう思いました。
何回か列車を乗り継いで 新大阪の駅にやっと到着 さっそく売店でウイスキーのポケットボトルと缶コーヒーを買って旅の終わりを告げる新幹線へ
2時間ほど前 隣の席に座っていた 見知らぬおじさんのマネをしてみた・・・。
平日の夕方過ぎの新幹線っていうと 出張の行き帰りっぽい社会の第一線で活躍されてるようなビジネスマンの方が多いワケで その中で1人 ウイスキーを煽っている・・・っていうのもなんとなく様になってないな・・・1人だけ浮いてる感じもしないでもない・・・。
シチュエーションとでも言うのか・・・同じことでも その場面によって似合う似合わないがあるような ボケットボトルも半分ぐらい飲んで 車内販売の缶ビールに切り替えちゃいました。
でも うんまかった ウイスキー+缶コーヒーはね
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