2008年8月26日火曜日

動いて負けた監督と動かなくって負けた監督と手立てが無くって負けた監督

オリンピックもようやく終わったし 今年の夏に印象に残ったスポーツの試合は

甲子園の高校野球とオリンピックのサッカーだったか (やっぱり)

高校野球は 元々そんなには好きではないんだけど 今年は 神奈川から2校出場ってことで 注目はしてました。



慶応は 隙の無い いいチームだったね 2人の投手が良かったし 打線もよかった ベスト8まで上がる中の2試合を完封で勝利してきた。もう一校の横浜は 投手が本調子ではなさそうで 功守備と相手の失策でなんとかベスト8まで勝ち残ったって感じですかね

問題は この先

ベスト4をかけての慶応は 先発の投手を変えてきた 結果から言えば 投手のオーダーを変えたのが 敗因につながった訳で 監督は たぶん 目の前の相手を いままで戦ってきた相手より弱いととらえ その先のことを考えてたんじゃぁないのかな その気持ちは 微妙に選手に伝わり 相手チームにも伝わった。

チームが好調のときは その流れを変えてはいけない

自ら 勝利の方程式を捨てた典型的な試合ではありました。横浜は 結局 1人の投手で最後まで戦った。監督にしてみれば 慶応のような 勝利の方程式的な控え投手もいないわけで 1人の投手にすべてを託して 慶応より 1つ多く勝ち そして 負けた。

1つの勝ちは勝ちだし 1つの負けは負け 両校の選手とも決勝戦に残れず くやしい思いをしたと思うけど 横浜の選手の方が 1つの勝ちの差以上により多くの充実感を感じているんじゃぁないかな

タラレバで 慶応が そのままの投手オーダーで行ってたら・・・ どうだったか? 勝負は水物 それでも負けてたかも?だけど いいチームだっただけに もったいないことをした ここの部分は 監督の経験と技量の差が出たね

終わってみればなんとでも言えること

今回のオリンピックのサッカー グループリーグの抽選で日本は オランダ、ナイジェリア、アメリカのグループになってしまった・・・。この時点でけっこうなえてしまった感がある訳で

実力から言えば オランダ&ナイジェリア > アメリカ > 日本 こんな感じか ( 結果もそうなったが )


当然 監督としての目標・合格ラインは このグループリーグ突破 (2位以内)だし それには 最低 勝ち点5が必要

多分 日本は 初戦のアメリカでの勝ちを目標にしてたと思う ( 初戦で勝ち点3を取って 残りを引き分けで 勝ち点5になる モチロン 引き分けや負けを目標にって言うこともないけど )



そのゲームを落として 後が無くなってしまった。テストマッチを除いて 本気印のアメリカとやって日本は 10試合のうち3試合位勝てればいいほうだろ・・・。日本はアメリカみたいなチームを結構苦手としているし

3試合を観て ここだったらもしかして勝てそうと思ったのが 最終戦のオランダだった。オランダは オーバーエイジの選手があまり機能してなくって チームとしての完成度が意外と低かった。

強い順に ナイジェリア > アメリカ > オランダ こんな感じ

アメリカに引き分けていれば グループリーグを突破できた か・も・・・日本は 格上の相手に対して攻撃的に行き過ぎたな 言い換えれば 監督には 他に手立てが無かった ( 引き分けに持ち込む戦術が無かった・攻撃は最大の防御っていう人がいるけど 現在のサッカーでは通用しない )

日韓ワールドカップのとき感じた 世界と日本との差は 縮まったよね~ それは 幻想で 確実に遠くなってしまった。

0 件のコメント: